新人インタビュー⑥(西條早希)

こんにちは!

百田和貴です!

本日インタビューするのは、2023年10月に血液内科から救急集中治療科に転科されました西條先生です。

彼女はMD-PhDコースを修了されて医学博士を持っています。

それではよろしくお願いします。

 



Q.先ずは自己紹介をお願いします。


西條早希です。出身は徳島県鳴門市で、徳島北高校を卒業して徳島大学に入学しました。

医学科3年生の研究室配属で研究が面白いと思って、4年生修了時に大学院(MD-PhDコース)に進学することを決めました。大学院では、病態生理学分野でRNAについての基礎研究をしました。

大学院卒業後は医学部5年生に戻り、大学卒業後は徳島大学病院で初期研修をしました。

その後、後期研修として血液内科に入局しました。

 

Q. 何がきっかけで集中治療科に転科を決めたんですか?


3年目の時、集中治療科で研修した際にICUでの全身管理の面白さに気づいて転科を決めました。


もともと血液内科では急性白血病や造血幹細胞移植後の管理など、非常に重篤な病態と向き合っていました。

あるとき、自分たちで診ていた患者さんがICUにお世話になったとき、呼吸・循環・腎機能・感染症・栄養など全身のあらゆる要素に対して多角的に診療していただきました。その時のICU医師の姿がかっこよくて、正直に言うと憧れのような気持ちを抱きました。


そして3年目の途中で集中治療科で研修をした際、その気持ちが強くなっていきました。

迷いはありましたが、後悔しない選択をしようと思って転科の一歩を踏み出しました。

 

Q. そうなんですね!それで実際に来てみてどうですか?


急性期の対応や、複雑な病態に対するアプローチ、多職種チームで協力して患者さんをサポートしていく日々にやりがいを感じています。

毎日が学びの連続で、医師としても人間としても成長できる環境だなと思っています。


一方で、集中治療領域はまだまだ研究の余地があるとも感じていて、MD-PhDコースで培った経験をもとに、現場で得た臨床的な疑問を研究という形で掘り下げ、少しでもこの分野の発展に貢献できればという思いも強くなっています。

 

Q.研究ですか… 僕自身は研究が苦手で…(汗) 研究の面白さについて教えてください!!


研究の面白さは、なんといっても「目の前の疑問に対して自分の力で答えを見つけ出していけること」だと思います。


臨床の現場では、なぜこの治療が効いたのか?なぜこの患者さんは予後が違ったのか?といった問いに直面することが多いですが、それをそのまま流さず、科学的に深掘りしていくのが楽しいです。

臨床の経験から仮説を立て、試行錯誤しながらデータを集め、少しずつ自分の立てた仮説が裏付けられていく過程はワクワクしますし、もし自分の立てた仮説と異なる結果が出ても、それが世界の真実だと思うとそこにまた新たな発見があります。


さらに、研究を通して得られた知見が最終的に患者さんの治療やケアの質を向上させることにつながると考えると、大きなやりがいを感じます。

臨床と研究は一見別の世界のようでいて、実は相補的な関係にあると思います。

 

 

Q.それでは、今年の抱負を教えてください。


日々の臨床も大切にしつつ、今年は研究にもしっかりと取り組んでいきたいと考えています。

実はやりたい研究テーマが2〜3個くらいあって…笑 そのうちどれか1つはきちんと形にして、成果としてまとめ上げたいです。

忙しい日常の中でも自分なりに時間を作って、臨床と研究を両立できるようにしていきたいと思っています。

少しでも現場に還元できるような成果を生み出せたらと思います。

 

 


 

西條先生、ありがとうございました。

研究への熱意がとても伝わってきました!

研究は大学病院ならではのことですし、是非とも頑張ってください!

 

これからも期待しています!!

 

 

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