中西です。
今回、SCCM(米国集中治療医学会)に参加しにサンディエゴに行ってきました。
サンディエゴは、アメリカ西海岸・カリフォルニア州に位置する海沿いの都市で年間を通して穏やかな気候が特徴です。
今回学会に参加して、2つのことに驚きました。
1つ目は学会の開始時間が早いことです。
なんと6時から学会が始まりました。
モーニングセッションといって朝食を食べながら参加するのですが、6時だというのにけっこう多くの方が参加していました。
2つ目が、今年のSCCMの会長が救急医療専門の先生(Dr. Bailey)が就任したことです。
集中治療医学会の会長が救急医?と思う方も多いかもしれませんが、これには理由があります。
今年のSCCMのテーマは「Continuum of Care」です。集中治療患者の予後をよくするためには集中治療後のケアが重要であるのはいうまでもなく、集中治療前、つまりプレホスピタル・災害医療やERからの治療の連携が非常に重要になります。
救急を専門とした先生が会長になられたのも「継続した医療」、「Continuum of Care」が重要だという表れかもしれません。
自分の発表も無事終了しました。
発表後は、美しいサンディエゴの海岸に魅了され、巨大な空母に圧倒され、サンディエゴで出会った人たちに刺激されて帰国しました。
日本でも「Continuum of Care」をできるように頑張ります。ロゴの写真はCとCを合わせて無限の可能性∞という意味だそうです。
(中西信人)