第41回日本呼吸療法医学会学術集会(2019年8月3-4日,大阪市)
大阪で行われた呼吸療法医学会に大藤先生と私、板垣が参戦して参りました。
大藤 純.司会「教育講演:結構知らない人工呼吸管理中のモニタリング.片岡 惇」
大藤 純.教育講演「非ARDS患者の人工呼吸管理」
大藤 純.インストラクター「呼吸療法実技セミナー(グラフィックモニタの見方、ジャクソンリース加圧実習、NPPVの体験)」
大藤 純.司会「一般演題口演(周術期)」
板垣大雅.シンポジウム:不同調を語りつくす「非同調をグラフィックから判断する方法を教えます」
板垣大雅.共催セミナー「急性期医療におけるハイフローセラピーの今~FLORALIその後~」
板垣大雅.司会「教育講演:新しい概念をわかりやすく:人工呼吸器関連横隔膜傷害.小山由起子」
なかなか人使いの荒い、もとい、いっぱいチャンスをくれる学会で、大藤先生は土曜日、私は日曜日出ずっぱりでした。それでも、コメディカルが多くチーム医療の醍醐味を感じることができますし、同時にディープな人工呼吸の情報を得ることができますので、私の好きな学会の一つです。1800人ほど参加されたそうです。
今年も近年の傾向のまま、経肺圧、EIT、自発呼吸の害、ECMOはメイントピックスでした。私がお話しさせていただいた患者と人工呼吸器の非同調も近年注目を集めている領域であり、多くの方に聴講いただきました。些かオタクな世界ですが、患者さんの予後に影響を与える大事なテーマですので、皆さんの意識が高まればこれほどうれしいことはありません。
さて、来年は何を発信できるのでしょうか。
学会は何かを発信して、他施設の同じ方向を向いている方々のフィードバックを受けることにこそ、最大の価値があると感じています。ややネタを出し尽くした感のあるわたくしですが、皆で知恵を出し合い、当施設より何かを発信し続けたいと思います。